リード110 変速不具合検証
   


今度は大丈夫かと思ったら、やっぱりおかしくなりました。
Gマジェの時と同様、ウェイトを軽くして変速回転を上げたんですが、
最近、ノーマルと変わらないくらいまで下がってきました。
具体的な症状としては、発進直後はオーバーシュートして一気に吹けあがり、
その後ノーマルと変わらないくらいの回転数まで下がり、変速(加速)していくようになりました。
どこかにメモリー機能でもあるのかと思い、ウェイトを一度純正に戻してみました。
少し経ってまた軽量タイプに交換したんですが、結果は変わらず。
さらにウェイトを軽くしようかと思ったんですが、これじゃきりがない。
臭いものに蓋をする考えを改め、きちんと原因を突き止め
確実な対策を施すため、今回の検証に至りました。
今回の検証では、説明不足により強引に結論に結び付けているように思えますが、
Gマジェで2年半、リードで約半年いろいろ迷って考えて実行してみて失敗して・・・
今回この方法でうまくいったため、紹介させていただきます。


お約束ですが、これをまねして作業を行って
起こった『不具合』や『けが』等に対して
当方は一切責任を負えません。
経験のない方、自信のない方はプロへ作業を依頼しましょう。


   
   

これがフルノーマルのときの変速パターンです。
ウェイトがノーマル(16g×6個)だと、ベルト劣化後もこれとほとんど差はないです。


   
   

ウェイトを軽量化(私の場合12g×6個仕様)し、
約5000km走行後の変速パターンです。
発進後、オーバーシュートし、高回転まで上がりますが、
その後ノーマルくらいまで変速回転が落ちます。
駆動系をバラして清掃したら、オーバーシュートは若干改善されましたが
ほぼこのグラフのような変速パターンです。


   
   

それではなぜ変速回転が落ちてきたのか・・・
かなり悩んだ末、私が出した結論を説明します。
ド素人の安易な結論なんで、メカに詳しい方は突っ込まないでください。
まず発進時ですが、Vベルトの内側が外側に比べて
強くプーリーに接触していると推測。
その状態で発進・変速が始まります。


   
   

変速していく途中、あるところでプーリーとベルトの形状のから
先ほどとは逆に、外側が外側に比べて強くプーリーに接触していると考えました。
一気に変速ポイントが外側に行くことで、回転数が下がるのではないかと。
それじゃ、ベルトが新品だろうが、劣化したときだろうが一緒じゃねえか!
とも思ったのですが、新品と5000km走行後のベルトの劣化状況を調べてみました。


   
   

すると図のように新品の時と5000km走行したベルトでは
新品時は幅の差が4.5mmであるのに対し
5000km走行後は5.0mmあることが分かりました。
このため、新品時とはプーリーにあたる面が変わることで、
変速回転に変化が出るのではないかという(強引な)結論に至ったわけです。
また、クルクル練習では0km/h〜40km/hくらいの間で激しく加減速を繰り返します。
変速はじめから中間くらいの部分まで、プーリー自体が編摩耗していることも考えられます。


   
   

いろいろやってみた結果、ベルトを交換してみようと思い
実際に交換してみると「ビンゴ!」でした。
新品に交換したら、キレイに変速するようになりました。
走っていて、実に気持ちが良いです。
ウェイトが12g×6個使用のときのはこのような変速パターンになります。


   




車・バイクのページへ


その他のページへ






inserted by FC2 system