ムーヴ タイミングベルト交換
   


ムーヴもついに10万キロ越えました(パチパチ)
10万キロを越えたと言えば・・・タイミングベルト交換ですね。
と言うわけで、タイミングベルト、テンショナー、ウォーターポンプ、オイルシールの交換を行いました。
うちのムーブのエンジンは3気筒のツインカム(EF−ZL)仕様ですが、
ヘッド側のプーリー(歯車?)は1個しかありません。
トヨタのハイメカツイカムと同じような構造ですね。(知らなかった・笑)
実はこのページの写真はタイベルを交換したときではなく、
数日後にオイル漏れが起こり、オイルシールを交換するときに撮りました。
ですので、ウォーターポンプ交換作業は掲載していません。


お約束ですが、これをまねして作業を行って
起こった『不具合』や『けが』等に対して
当方は一切責任を負えません。
経験のない方、自信のない方はプロへ作業を依頼しましょう。


   
   


作業のじゃまになるものを外しましょう。
フロントバンパーと、右前タイヤを外します。
「バンパーってどうやって外すの?」と言う方は、
素直にディーラーへ持っていきましょう。



       


吸気ダクトを外します。
大した作業じゃないんですけど、せっかく写真に撮ったから載せときますw



       


ベルトがかかった状態で、ウォーターポンププーリーのネジ(10mm)4本を緩めておきます。
ベルトを外した後だと、緩まないもしくは結構苦労することになります。
ですので、この次点でほんの少しでいいんで緩めておくと良いでしょう。



       


パワステのリザーバータンクを外し(10mm×1本)、
作業のじゃまにならないところに適当に追いやっておきます。
次に、パワステポンプのブラケットをパワステポンプを分離させます。
パワステポンプは12mmのロングボルト1本、ナット1個、
ブラケットは12mm×5本で固定されています。



       


ほれ!外れました。



       


パワステポンプも作業の邪魔にならないところに追いやっておきます。
ただし、ホースとかに負担をかけることのないように気を付けておきましょう。



       


えーっと、いきなりベルトが外れていますが・・・
このベルトを外すには、オルタネーターを移動させ、
ベルトにかかるテンションを抜いてあげないと取れません。
オルタは、上側の12mmのネジだけ緩めても移動しにくいので、
下側の14mmのネジも緩めた方が作業しやすいです。



       


またベルト取れてますねw
クーラーベルトは、エアコンのコンプレッサーを移動させて取り外します。



       


さっき緩めてて良かったでしょ?
ほら、手で緩めることができますよ。
ネジを4本外し、プーリーを取り外します。



       


ウォーターポンプのプーリを外し、タイミングベルトカバー(10mm×8本くらい・笑)を外します。
するとタイベルとご対面できます。
テンショナー(14mm)のボルトを緩め、スライドさせてタイベルを抜きます。
あ、クランクをちゃんと上死点で合わせておくのを忘れずに。
このエンジンの場合、カム側の歯車のポンチを真上に持ってくると
ちょうど上死点になります



       


クランク側のオイルシール(茶色い部品)です。
前回、この部品を入れすぎてしまい、今回またばらす事になってしまいました(泣)
今回はめちゃくちゃ慎重にやったんで、綺麗に入りました。
ちなみにこの部品は450円です。



       


前回タイベル交換するとき、ウォーターポンプも交換しました。
水漏れだけは勘弁して欲しいので(オイル漏れもイヤですが・・・)
付属のパッキンの他に、液体パッキンを塗って取り付けました。



       


んで、タイベルを取り付けます。
カム側とクランク側スプロケットそれぞれにポンチが打ってあります。
タイベルにもこのように印があるので、位置をきちんと合わせて組み付けます。
コレが狂うとエンジンが始動できなかったり、かかっても調子が悪かったり、
最悪だと、バルブがピストンに当たり、エンジンあぽーんです。
最近のエンジンはそうならないように設計されているみたいですけどね。



       


ちょっとわかりにくいですが、下側はこんな感じです。
ここのネジ(19mm)はインパクトで外しました。
インパクトのない方はある方法で、結構簡単に外せます。
でもあえてその方法は記載しないでおきます。



       


テンショナーを取り付け、適度な張りを与えます。
強めに張ると(といっても限度はありますが)、エンジンが軽く回るようになります。
またエンジンの負圧も増えます。
調子が良くなったと言うより、微妙に伸びたタイベルで狂っていたバルタイが
本来のバルタイになり当初の状態に戻ったと言うことなんでしょう。
しかし、昔に比べたら張りやすくなりましたね。
昔は小さなボルトをエンジンブロックにねじ込み、そのネジでテンショナーを押して張っていました。



       


終わってカバーを付けたところです。
あとはパワステポンプ付けて、ベルトを付けて終わりです。
要点をつかめばたいして難しい作業ではありませんが、
多少経験がないとリスクがあるとも言えます。
経験がない方、自信がない方はディーラー等でやってもらった方が無難です。



   



車・バイクのページへ


その他のページへ






inserted by FC2 system