2010年 特別訓練日記


7月からは雁ノ巣での特訓が始まります。

通常は1位と2位が雁ノ巣で特訓を受けるんですが、
私のエントリーした一般Aクラス(400cc以下)は
1位(上位入賞の常連)、2位(はたぼ〜)の他に
3位(上位入賞の常連&前回の全国大会参加者)の3人が雁ノ巣に候補として呼ばれました。
県大会後、数日して指導員のTさんから自宅にTELあり。
「特練を受ける意向を本人に確認して欲しいと安協から依頼があってるけど、参加する意志はありますか?」
『是非、宜しくお願いします』
とは返答したものの、どんなことさせられるのか見当もつかず、内心結構ビビッテました。
んで、その後会社で同僚と『特練って何させられるんやろう』なんて話しているとき、携帯に電話が
「安協の○○といいますが、T指導員からあなたが特練を受ける意志があるとの連絡を受けました」
『あ、はい。宜しくお願いします。あのー、変側勤務なのでどうしても行けないときがあるかと思うんですが・・・』
「県の代表として行ってもらうかどうかを決める訓練なので、慶弔以外での理由で休むということはできません」
7月の特練は3.4日、10.11日、17.18日、24.25日の合計8回開催される予定です。
『既に勤務表では3日が夜勤明けなんですが・・・』
「夜勤って言っても仮眠とか取れないんですか?その後来てもらわんと」
『仮眠は取れますが・・・帰ってから行くと、そちらに着くのは昼頃になりますけど』
「一般Aは初日に選考会をするんで来てもらわんと。」
こりゃどう考えても欠席やら遅刻は許してもらえそうな空気ではないですね(汗)
で、会社の仲間や上司なんかに色々協力してもらい、
7月の土日は全て休みに勤務変更してもらうことに。本当に感謝m(_ _)m
嫁にも『俺、7月は家におらんけん。平日仕事で休みはバイクやけど・・・』
「亭主元気で留守がいい」と嫁。
私に気負わせることが無いように言ってくれたんでしょうね。すまんm(_ _)m

不安だらけの私。
色々掲示板に書きます。
TAKA2さんや、過去に全国大会に参加された方からアドバイスを頂き少し気分が楽に。
”案ずるより産むが易し”とにかく行ってみましょう。

しかし、やっぱり不安なのです。
まず、なんと言っても”転倒”の心配。
体はまぁいいとして(←いいのか?)、バイクの方。
リヤのガードは過去にプロスマンのヤツを持っていたんでこれを付けるとして、
問題は前半分。特にウィンカーは一発で終わります。カウルも無傷と言うわけにはいきません。
そこで、長井鶴でお会いする方(ヘルパパさん)から以前「CBの作田バンパー買わない?」と話を持ちかけられていました。
その時は必要ないかな?と思い断っていました。
今になってめちゃくちゃ後悔!
んで、直接連絡先を知らないので、BBSに”連絡ください”と書き込むも連絡着かずorz
やべぇ、週末仕事続きやし、長井鶴行けんし(汗)
悩んだ挙げ句、厚かましいとは思いつつも、こちらも長井鶴でお会いする方(どろしーさん)に連絡。
かなり割愛しますが、無事連絡が付き作田バンパーGET!
次の不安材料は天気。
まだ梅雨は明けていません。
普段着ている数年前に無法松で買った合羽でも良いけど、この際新しいのが欲しい。
でも一発転倒で破れて・・・とさらなる不安も(汗)
なのでホンダから発売されているものの中から一番安価なヤツをチョイス。
リードならまだしも、CBやったら足も濡れるし・・・とブーツカバーも購入。
次の不安(まだあるんかい!)
どんな特訓するのか分からないんで、タイヤの減り方も見当がつかない。
なので、いつものネットショップから今履いているのと同じGPR-200を前後セットで購入。
うぅ、既に結構なお金使ってるんですけど(滝汗)
これで8回の特練に通う高速代とガス代入れたら・・・いや、考えるのやめよう。

んで、7月3日土曜日。
もう雨は降るものと思いこんでいるので、降っても降らなくてもいいです。
って、いきなり雨ですかい!
合羽着て家を出発。
私、雨の日はバイクに乗りません。
だって、危ないし、CB濡らしたくないし。
そんなんどーでもいい、どーってことないという精神状態(?)になるのに時間はかかりませんでした。
雨の中高速を走り、無事雁ノ巣に到着。
一通り皆さんに挨拶をし、どうやって良いのか分からないまま適当にコース設営のお手伝い。
このとき既に足手まとい状態。
んで、ミーティング。ここでも「今日、一般Aは選考会するけんね」
プロテクタジャケットの上に合羽を着てバイクに乗ります。
んで早速練習開始。
んが、しかし!県大会にもメニューにない千鳥走行から。
『うぇ!?どうやって走るん。とにかく行ってみよう』
後から色々分かるようにってきて判明したんですが、このコースは設定が意地悪。
最小回転半径2.6mのバイクなのにコースの幅は2.5mとかで作っています。
いろいろなパターンがあるので、この限りではないですけど。
んで、コースに進入した最初は、まぁOKです。
しかし次。これを回ったときにどうしてもラインをオーバーします。
「バイクを立てて曲がると絶対オーバーする。バイクを寝かさんと」
”どりゃ〜!”っと自分ではしっかりリーンアウトで寝かしているつもりでも「全然ダメ」
他の候補の方たちは簡単にクリアしてるように見えるけど・・・全然出来ん!
低速でバランス取ることの難しいこと・・・
結局3回も転倒。コーチから「ちょっとこっち来て。ここでリーンアウトで曲がって」
自分なりに精一杯やってみます。
「だめ!体が逃げとる。体は真っ直ぐ。バイクだけ寝かす!」
いや、雨やし、怖いし・・・と心で叫ぶ。
はい、こんな特訓受ける人に天候や路面状態なんか関係ありません。
どんな状況下でも確実に操れないとお話にならないようです。
雨の中、私は一人でひたすらリーンアウトで8の字を練習。
8の字を練習しながら、時々千鳥走行を練習している方向の様子を伺うと
コーチ3人が私の方を見てます。距離は遠いのですが、何となく言ってる事が分かる気がします。
適宜取る休憩の途中、コーチから「ちょっと話がある」と呼ばれます。
「ちょっと他の候補に比べて運転技術が足りんようやけ・・・」
そう言われると分かっていた私はショックも受けず『あ、はい。』
私と高校生クラスのもう一人の方以外はみんな全国大会参加経験者。
そんな方たちに敵うわけありません。格が違う相手と戦っても結果は見えてるというもんです。
しかし、不甲斐ない自分に腹が立ちます。いつかこの人たちに追いつきたいと心の中では強く思っています。
んで、本来なら”明日から来なくていいよ”状態なんですが、
コーチのや安協の協力で、自主的にという形で練習には来ていいと言ってくださいました。
コーチも「切るのは簡単。でもそんなんじゃ選手が育たん!」と安協に言ってくださったみたいです。
「コースの設営とか手伝ってもらうとこっちも助かるし」と。
ええ、練習させて頂けるなら設営でもなんでも、私が出来る事なら手伝います。
昼食後、路面はドライに。傾斜走行の練習に入ります。
もうね、全然話にならんタイムです。
ほんの20秒ちょっとのコースで2〜3秒違いますorz
しかも、長井鶴ではいつもアイドリングを上げてクルクル練習してましたが、
ここではそんなことする人いませんし、そんなこと出来る雰囲気でもありません。
1速、アイドリングで走る傾斜の難しいこと。
アクセルワーク、ブレーキ操作がものを言います。
ある程度速度が乗ってくるとアイドリングを上げて無くても大して問題ないのですが、
低速でクルっと曲がって立ち上がるとき、一気にガクっとくる感覚が怖い。
ひたすら練習あるのみですな・・・


2日目

今日は、また違う指導員の方も来られています。
この方のうまいことうまいこと。
傾斜走行なんて、見てて惚れ惚れするくらいです。とにかくすごい。
カーブでも速度が落ちない。でも見てて危なっかしくない。とにかく上手い!
訓練始めはドライだったんですが、まもなくして雨が。
しかし、雨でも全く関係なく皆さんガンガン傾斜走行をかまします。
私もビビリながら走っていると、意外と雨でも行けるもんなんですね。
私の場合、ドライでも変わらないような・・・
それを他の候補者に話すと「そりゃ、ドライの走りがいかんやろ!」
なんかココでちょこっと度胸が着いたというか、何か吹っ切れた感じがしました。
雨でここまで行けるなら、ドライでこの速度なら全然平気なんじゃないかと。
今までは”滑ってる”のではなく、”滑りそう”な感じがして、もうひとつアクセルをあけれないでいました。
しかし、タイヤに加重がかかってないと、いともあっさり滑り冷や汗が出ます。
今後、ドライでの傾斜走行がちょっと楽しみになってきました。
次は、これも県大会にはない”傾斜地走行”です。
正直、これはやりたくない。だって怖いし、第一こんなところ走らんし・・・と心で叫ぶ。
しかし、そんな甘いことは言ってられません。
コーチから一通り、コツを教わります。
しかし、傾斜地そのものはコンクリートみたいなもので作られたもの。角度は30度くらいあろうかと思います。
しかも、進入するところは泥と草が生えたところ。
雨で手前の泥地は、見た目で滑りそうな度合い120%。
「バイクは絶対左側(傾斜地側)に傾けること。反対(右側)にこけたらどうなるか想像つくよね。」
つきます、つきます。なのに行くのですか??と心で叫ぶ。
他の候補者は難なくこなします。上手すぎでしょ!
傾斜地のスタート位置にバイクを止めます。心臓はバクバク。
『あ゛〜、10秒後、このCBあらぬ姿になってるんやろうな(涙)』と思いつつも覚悟を決め、えい!
絶対右側にコカさないことだけに注意しながら、フロントタイヤだけ傾斜地に上がるも、スリップ。
とてもリヤタイヤまで上げる事は出来ません。
傾斜地に左足を着きながら行こうとしても当然ムリ。
これ以上は絶対ムリと思うも、バックさせるのもコケそうだしどうしようも出来ない状態。
左側をガリガリ擦りながらとにかく平地にバイクを下ろす。
もう一度チャレンジするも、全然ダメ。
これまた傾斜地に左足を着きながらガリガリ擦りながら少しだけ行ってみようとするけどムリ。
このセクションだけは、まず絶対に行ける気がしない!
かなりへこたれ、昨日コケまくった千鳥走行の練習へ。
1回転倒はしたものの、何とか千鳥走行がクリアできました。
もちろん成功率はとんでもなく低いですが・・・
よし、失敗も多いけどクリア出来たと言うことは、あとはミスを一つずつ潰していけばいいのか。
こちらもひたすら練習し、2日目の練習が終了するころには、
昨日の走りが自分でもウソのように感じる程にまで、出来るようになりました。
しかし、完全クリアはまだ先です。ラインを踏んだり、パイロンタッチしたりミスは多いです。
ブロックスネークは落ちずに、規定タイム内(9秒〜11秒)でクリアすればOK。
しかし、練習では10秒プラスマイナス0.5秒で練習しました。
一本橋については20秒がやっと出せるかどうかと言ったところ。
皆さんの足下には到底及びませんな・・・


3日目、4日目も雁ノ巣での特訓です。

この週末は練習中は雨が降らず、曇り空でいい練習環境でした。
そうそう、全国大会のメンバーがこの日、コーチから発表されました。
一般Aは昨年も全国大会に行った方、一般BはTAKA2さん、
女性クラスは長井鶴でもお会いする上位入賞常連の方。
とにかくうまいというか、走っているバイクが非常に安定しています。
自分もあんな風になりたいなぁ・・・練習あるのみですな。


↑私なりに力いっぱい走っています。(写真撮影:Rie姉さん)

この週も全部の課題を一通り練習。
しかし、今回もう一つ新たな課題が登場。「悪路応用走行」です。
特連ではブルーシートを敷き、パイロンでコースを設営。
そこに洗濯洗剤をたっぷり溶かした水をブチまきます。
走る前の印象は「めちゃくちゃ滑り、足を着いたらその足すら滑って転倒」というイメージ
しかし、走ってみると意外や意外、速度が遅いせいか滑りません。
問題は滑ることより、低速でバランスをとり、しっかりラインに乗せないとクリアできないことです。
少しでもハンドル切るのが遅れたり、バランスを崩して少しでもハンドルを戻そうものなら一発アウト
私のCBの場合はいくらか余裕があるものの、初めは全くクリアできずorz
あのパイロンをクリアするためには、ひとつ手前のパイロンを考えてクリアすればいい・・・
というのは大間違いです。
さらにその手前、そしてさらにその手前。
適当に走ると、半分くらいコースを走ったところのパイロンに当たってしまいます。
ゴールなんて到底無理です。
早い話がコースに入った時から考えて走らないと、最後まで行けません。
キッチリラインに乗せて、足を付かずに低速でバランスをとり、ふらつかないこと。
これができればそこまで難しいセクションではありません。
私も何回か走って、コツやラインを教わったらクリアできるようになりました。
しかし、このセクションで参るのが、バイクが洗剤まみれになること。
安協の方や指導員の方は常に石鹸水をジョウロで撒いています。
意地悪な、いやいや、本番の時に困らないよう厳しい指導員の方は、訓練生のバイクと並走し石鹸水をかけながら付いてきます。
水がかけられることより、指導員が真横にいるんでそちらのプレッシャーの方が大きいです。
ラインは何度か走れば読めてくるんですが、何が難しいって、
低速で足を着かずにバランスをとることです。
ふらついたり、ラインを読み間違えたりしてハンドルの切り返しが遅れるともうアウトです。
よく滑るので、ハンドルの切り返しは長井鶴の一本橋よりやりやすいんですが、
その緊張というか、一回ハンドルを当てたら戻せないというプレッシャーがあります。
このセクションは練習が終わった後にバイクを洗うんですが、
洗濯洗剤ってなかなか取れませんね。手もヌルヌルです。タイヤも白くなって洗剤が残ったままです。


↑悪路応用走行の練習風景(写真撮影:Rie姉さん)

そして先週全くダメダメだった傾斜地走行です。
通常は3本のパイロンをかわすように登って、降りて、登って、降りるんですが、
コーチに、「降りなくていいから、登ったまま走ってみて」
なにが怖いかって、平地から、いきなり傾斜地にバイクが入る時の揺れというか、
うまく表現できませんが、とにかく怖いんです。
で、足を付きながら「おっとっと」と言いながら走行します。
コーチから以下のようなご指摘をいただきました。
◎左足を傾斜地に付けない

◎左足がつくということは右足に体重が乗ってるっていうこと。

◎バイクを傾斜地側に押しつけるイメージ

◎アクセル(エンジンの力)で「登る」ようなことはしない。

◎舐めるように走る。登るのではない。

何回かチャレンジしているうち、登った後は傾斜地を走行できるように。
後は登るだけ・・・いや登るのではない。
フロントは傾斜地に乗るんですが、リヤがどうしても乗らない。
乗る時の感触というか、そういうのが全く分からないんで、ひたすらビビッてばっかり。
そうこうしているうちに、足を着かずに登れて、傾斜地を走行できるように。
んで、登って、降りて、また登ってをしようと思ったんですが、これがまた難易度が高い。
傾斜地から降りるのは比較的容易ですが、ハンドルが持って行かれそうになるので
しっかりとハンドルをもって操作する必要があります。
んで、2回目を登るとき、距離が短い(勢いがつかない)ので、これまたどうしてもムリ。
そこでコーチの「登るのではない」に行きつきます。
登ろうとするから勢いを付けていこうとする。しかし勢いを付ける距離もない。
なので、登るのではなく「なめる」ように走らせるんです。
んで、それを意識しながら何回か練習していたら、誰も見ていなかったんで証拠はないんですが、
この日1回だけクリアできました。
もう、うれしかったですね。でも、そのあとはまたしても全くダメダメorz
1回(登って、降りて)は行けるんですが、2回目(再度登って)がまず無理です。
そんな感じで2週目の特連は終了。


3週目の特訓に入ります。

この週は福岡自動車試験場で法規走行をメインとした特訓です。
法規走行の中では、停止ラインに対して自車の停車位置の確認練習など細かいところまで指導いただきます。
コーチから、「どこが交差点から30mか立って」と言われ、
みんなでこの辺かなと思う位置に立ち、コーチが距離を測ってくれたりします。


↑それぞれ、ここかなと思う位置に立ちます。しかし、暑い。(写真撮影:Rie姉さん)

30m手前の位置を知るのは分かってしまえば簡単です。
車道にひかれているラインには、道路によって決まった規格があります。
ここの場合は「5しま」(ライン・・・ライン・・・ライン・・・ライン・・・ライン・・・)で30mになります。
また、障害物(停車車両)横を通過するときの練習など、教習所じゃ習わない確認の仕方
(停車後、右、左、身を乗り出し車両前方確認、運転者に発進の意思があるか確認、右後方確認後発進)も教わり大変勉強になります。
その他・・・
◎横断歩道を通行する際は左右確認、渡ろうとしている人がいるときはもちろん停車

◎停止ラインが無い場合、どこからが交差点なのか

◎センターラインなどがない交差点(しかも十字じゃなく角度がキツい形の交差点)での通るラインの見極めかた

◎車線変更のしかた 等々


ここでコーチに感謝したいのが、「来年も候補になれるように」と、
書いていいのか悪いのか分かりませんが、県大会の法規走行の練習をさせて頂いたこと。
今年は、県大会の前にちょっとだけ法規の練習を北九州市内の自動車学校でやった程度で
あんな点数を頂きましたが、今回のような特訓を受けている方たちからすると、
「どうして県大会で法規の減点されるんだ?」と言いたくなる気持ちが大変よくわかります。
そのくらい細かいとこまで練習し、また指導していただけます。
しかしこの週の練習はめちゃくちゃ暑かった。
雁ノ巣より風がないんです。
一本橋は自分が自己申告したタイムを目標に走ります。
一本前のタイムや甘いタイムは当然許してもらえません。
私は23〜25秒の間を申告し、練習しました。
自己申告したタイムより遅いと当然腕立て伏せ。
私の場合は「ニーグリップが甘い、膝が離れても腕立て」と厳しい基準が。
もう、ニーグリップで定温やけどするんじゃないかと思うくらいとんでもなく暑いです。
でも、あの炎天下で腕立てするのもキツイので、暑さを我慢して一本橋を練習します。
まぁここだけの話、安全運転大会の参加を決めてから、高校時代は「仮面ライダー」と言われた体系に戻すべく
筋トレ始めたんで腕立てには何の苦も感じなかったんですけど(笑)
しかし、年齢には勝てず、あの頃の体系に戻ることはありませんでした(涙)

そのほかでは千鳥、コーナリング、傾斜、坂道レムニーの練習をしました。
私が特に練習したかったのが坂道レムニー。
雁ノ巣では坂道ではなく平坦路での練習なので、正直大きな問題もなくクリアできます。
走り方(ライン取り)を色々変えたりしますが、平坦路では何の問題もないです。
しかし、ここはちゃんとした坂道があります。
来年に向け、ここはキッチリ練習したいところです。
だって、県大会のとき減点食らったし(爆)
上位(というか、10位くらいまで)の人で、レムニーで減点食らったのって私だけですもん(泣)
県大会前は近所の坂道を使って練習したっていうのに、本番で大失態。
来年の県大会では絶対に失敗したくないんで、こちらも全国大会候補者のAさん等にラインの取り方など教えて頂きました。
千鳥は暑さに負け、ミスばかり。
いや暑さのせいなんかにしちゃいかん。どんな状況下でもキッチリ走れないとだめですもんね。
皆さんは暑かろうが、一本目の走行だろうがキッチリ結果を出します。
私なんて、何本か走ってようやく皆さんに一歩近づける程度。まだまだひよっこです。

3週目の特訓は週末の土日で終了。
しかし、今週は海の日で月曜日が休み。
ならば、皆さんにちょっとでも追いつけるように長井鶴にコソ練に行かないといかんでしょう!
というわけで19日は長井鶴へ。
はっきり言って、雁ノ巣の特訓やらでほんのちょっとだけ傾斜が速くなったという自信(?)がつき始めていたんです。
長井鶴に行くと顔見知りの方が。
「めちゃくちゃ上達したんじゃないですか?」と声をかけられるが
『いや、そんなことないです』と返す。いや、だってこの方速いし。でかい口叩いても恥かくだけだし
でも、先ほども書いたようにほんのちょっとだけ自信が付き始めていました(笑)
で、いつものようにレイアウトされたコースを走ると・・・以前までと何一つ変わらん(滝汗)
いや、確かに雁ノ巣に比べると狭いのでアクセル開けれないというのもあるけど、ここまで情けない走りとは・・・
完全に戦意喪失。常連さんには「暑いんで帰ります」と挨拶をし、早々に長井鶴を退散しました。


↑情けない走りにしょんぼり。


さて、4週目の特訓に入ります。

今週で最後の特練。
もう、今まで書いてきたことをこなせるようにひたすら練習をするだけです。
この最後の練習でモノにしたい項目は、当然傾斜地です。
この日はコーチが細かくコツを教えてくれます。
何回も練習。しかしそればっかりやってても、途中気分を変えないと身に入らないと思い、
傾斜地と傾斜走行を行ったり来たりして練習。
繰り返し練習していたら、何とか傾斜地をモノに出来ました。
もちろんミスはありますが、クリアできるようになりました。
こうなれば後は精度を上げていくために、自分なりに色んな事を試してみます。
◎早めに入り、早めに下りる。そうしないと次に上がるのがキツくなるし、パイロンに当たる可能性が格段に高くなる。

◎傾斜地に登った時は、案外パイロンは車体に当たらない。当たることを気にしすぎると、上側でラインオーバーする恐れがある。

◎下りるコツをつかむと、下りるとき非常に気持ちいい。しかし、ハンドルが一気に持って行かれそうになるので注意が必要。

◎コーチから言われた通り、アクセル(エンジン出力)で「登る」というイメージではない。
 登ろうとするとうまくいかない。バイクを傾斜地側に倒しこむイメージ。自然となめるように上がっていく感じ。
まだツメの甘い部分は多いですが、今回の特練で、なんとか全課題制覇することができました。

でも、まだまだ問題点はあります。
◎千鳥走行:他の候補者のように、低速時のバランスや、リーンアウトにしての曲がり方がへたくそ。練習あるのみ。

◎一本橋:気合いや体調でバラつきあり。タイムもだが、へたすりゃ落ちることもある。
     最高で28秒くらいだせたので、「俺でもここまでは行ける、目指せ30秒」というのを自分に言い聞かせて今後も練習に励む。
     また、T指導員にコッソリ教えてもらった練習方法で、まずはバランス感覚を養う。

◎悪路走行:滑ることに対する恐怖はない。コーチの石鹸攻撃によるプレッシャーに負けずに走る
      これも低速でのバランス感覚が重要。あとはキッチリラインを読む。
◎レムニー:緊張がなければ、失敗の確率は低い。緊張がなければ・・・

◎Cスラローム:目線、アクセルを開けるタイミングが明らかに劣っている。走っている時自分でも「ここで開けろ!」と強く思うが
        ビビッてしまって手が動かない。でも走りこめばもう少しマシになりそうな気はする。以前より光は見えている感じがする

◎傾斜走行:こちらもアクセルを開けるタイミングと、ライン取り。特にライン取りは、気持ちが焦る(追いつこうとか、ぶっ飛ばせ!とか思う)と
      車体をパイロンに向かって走らせる悪い癖が出ているような気がする。

◎急制動:制動自体に問題はないと思う。しかし、もっと確実なものにするため、地味な練習ではあるが、細かいところの”ツメ”が必要

◎コーナリング:タイムは正直もう少し詰めたい。ラインオーバーと接地に注意し(そこが重要なんだけど)さらなる走行速度のUPが必要

◎傾斜地:モノにできてからの経験値が少ないので、とにかく練習。とりあえずクリアできたというだけで、まだまだ分からないことが多い。
     小さなミス等に対する対処が出来ないので、まだまだ話にならない状態。

◎ブロックスネーク:9秒〜11秒さえ守れれば大きな問題はないと思う。体内時計の精度アップが必要かも。

◎法規走行:自分の走行に自信のない所がある。もっと色んなシチュエーションに焦らず対処できるよう練習したい。



最後に鬼のHさんから頂いたお言葉を、今後のために記しておきます。
◎バイクを操れとらん、バイクに乗せられとる。傾斜のタイムが他者とそんなに変わらんようやけど、
 あんなもんはバイクの性能。アクセル開ければ走れる。
 低速でキッチリバランスが取れてこそバイクを操れているといえる。

◎アクセル、クラッチの操作が雑。もっとそーっと動かさんと。だからバイクの動きが大きくなってバランスを崩し、ふらつく。

◎急制動のとき、速度の乗せ方が悪い。制動の手前で速度を調整しているが、そうじゃない。
 早めに指定の速度まで持っていく。

◎遊びじゃない。毎回本番と思って走れ。



なんか、話が飛んだりしてませんでしたかね(汗)
こういうのって、毎週訓練が終わった時に残しておくべきですね(反省)
何はともあれ、今回の特練でかなりレベルアップ出来たかなと思います。
自分ではまだまだとは思いますが、初日には出来なかった千鳥走行もクリアできたし、
傾斜地も最終週にはクリアできるようになりました。
傾斜走行も全国大会参加者に近いタイムも出せるようになりました。
特練は7月で終わりましたが、来年に向けて早速コソ練を開始します。
来年は、また一皮むけたはたぼ〜になれるようがんばってみますので、暖かく大きな心で見守っていてください。




 



 
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