2010年 安全運転大会参戦記


 このたび、以前から誘われていた安全運転大会に参加してきました。
さる5月5日こどもの日、子どもの相手もせずいつもお世話になっている某練習会へ参加
傾斜走行を主に、コンビネーションスラローム、レムニー練習。
6月は安全運転大会ということもあり、片づけを済ませて30分程度の法規走行練習。
で、練習が終わり「おつかれさまでしたー」と言って帰ろうとしたとき、
TAKA2さんに『大会申し込んだ?』
「いえ」
『Tさん(指導員さんの名前)、この人参加!』
と半ば強制的に(?)申込書を書かされ
『来年に向けて、今年参加しとくんですよ』と。
確かに。大口ばかり叩くものの、小心者の私はビビッて参加しきらずにいました。
TAKA2さんのおっしゃる通り、来年に向け内側から見学に行くとしますか。

内側から見学とは言ったものの、出るからにはちゃんと走りたい。
ここから平日の休みは長井鶴に入り浸る日が始まりました。(密かに筋トレも開始)
徹底的に練習したのが一本橋とブロックスネーク
この両方はほぼ成功したためしはないです。特にブロックスネーク
実は以前ブロックスネークの練習をしてて失敗し、2度ほどエキパイをヘコませているんです。
もちろん今もヘコんだまま
もう、ヘコませるのは嫌だと、ブロックスネークの練習からは遠のいていました。
変にねばろうとするから、橋から落ちてヘコむ
練習なんだから、落ちるときは落ちる、またはムリしてねばらずに早めに足を着く。
これでマフラーを打つことはなくなりました。
で、一本橋にチャレンジします。
これが情けないくらいうまくいかない。何度も落ちてばかり。
ダメだこりゃ・・・と気分転換にスネークを走るとこちらも全くダメ
どうしよう・・・どうやったらうまくいくやろう・・・
交通公園でお会いする方で、極低速で走っている方を見たのを思い出しました。
一本橋に乗ると、変なプレッシャーがかかるので、とりあえずフラついてもいいから
足をつかずに極低速で走り、バランス感覚を養おうと。
フラフラ迷走しながら交通公園内を低速でひたすら走ります。こんな練習、人の多い休日には厳しいです。
平日休みバンザーイ
ようやく15秒弱で一本橋をクリアできるようになってきたころ、ブロックスネークの練習も開始。
着座状態で走行すると何度も失敗
んで、立って乗ると何回かに1回は成功。よしこれでひたすら練習じゃ!
日を改め再度立ち乗りで練習すると全くダメ
着座で走ると今度は成功。やっぱ着座かなぁ・・・
また別の日練習すると着座で全くだめ、スタンディングでクリア
本番はどっちで行けばいいのか分からなくなり、ブロックは捨てるしかないのか・・・
平日の練習では傾斜走行の練習は全くと言っていいほどせず、低速系の練習ばかり。
大会本番も押し迫った6月5日土曜日
この日は休日ということもあり傾斜も併せて練習。
合間を縫って一本橋とスネークも練習。
この日はなぜか調子が良い。
一本橋はコンスタントに18秒を出せるようになり、危なっかしい走りながらもあまり落ちない。
スネークに至っては「失敗する気がしない」
よっしゃ、この2つの課題は減点はあっても、0点はないだろう。
夕方交通公園を後にし、明日に備える。
ビール飲もうかなぁ・・・やっぱ、やめておこうかな・・・「プシュ」
さんざん練習してのど乾いてるので我慢するのは無理。かえって体に良くない。
7時には現地に行ってコースの下見をしたかったので、5時半に目覚ましをセットし23時前に就寝Zzz...

大会当日 6月6日 日曜日

朝4時半頃目が覚め、目覚ましなるまであと1時間あるからもうちょっと寝よ・・・寝れない。
昨日「失敗する気がしない」ほどうまくいくようになったブロックスネーク
あれはたまたまじゃねえか?と不安になりさっさと着替え交通公園に悪あがきに。
6時前に交通公園に到着したとき、大会に参加される顔見知りの方数名がいらっしゃいました。
「傾斜はやめとけよ」『はい、一本橋だけ練習します』
寝起きと空腹からか、成功率5割程度。
やっぱまぐれやったんか?やべぇぞ(汗)
昨日の感覚を思い出せ!と自分に言い聞かせ数本練習。
成功もするけど、失敗もする。
失敗して自身をなくしてもいけんから、もうやめて会場行こ。
高速を若宮〜古賀、その後国道3号線を走り、途中のコンビニで朝食と昼食を買いあさる。
香椎から福岡都市高に乗り野多目で降り会場へ。
しかし、会場がどこか分からん(汗)
不安になりながら一般道を走っていたら、見慣れたバイク集団が。
あ、TAKA2さんたちやん。ラッキー。
見つけたときは既に会場の入口。行き過ぎなくてよかったー。
会場入口付近にバイクを止め、一通りご挨拶。
少しして車検が始まりました。
私の前にいたCB400SFの方はマフラー交換されていたせいか、エンジン音を聞いて首をかしげる。
「ブィーーーン」とかなり高回転までブリッピング
「保留ですね」と言われ少し別の場所へ移動。
んで、私の番
ウィンカーOK、ハンドルOK、ブレーキランプ前、後ろ、エンジンかけて
私のはモリワキのスリップオンサイレンサー(サイレントエディション)
先ほどの方と同様、「ブィーーーン」と高回転までブリッピング。
検査官首をかしげる
「ドキドキ・・・」
「保留やね、さっきのバイクの後ろに止めて」
「あぁ〜〜〜〜〜orz」
ここまで来て参加できんの?どうなの?と不安がよぎりまくる。
しばらく待っていると、コソっと「良いよ、そのまま行って」
『ありがとーございます』
私は一般Aクラス、ゼッケン17番。私のバイクは列の一番後ろで駐車。
これから法規走行の完熟歩行に入ります。
TAKA2さんが歩いている後ろを金魚のフンみたいについて回り、コツや注意点を盗み聞き
・見通しの悪い交差点は、コントロールタワーが見えたら左を確認して行く
・S字、クランクはブレーキランプを付けてはダメ
・恐らく始まる頃に、ここに障害物(車)が止まるはず。
・交差点はココから始まるから、優先道路に車両が合ったときはココまでに停車
・横断歩道は必ず左右確認してから
・交差点を曲がるときは、このラインにフロントタイヤを乗せて、この辺を通る
・バックミラーがラインにかかったらいけないんで、この辺を走る  等々
これを2〜3周、金魚のフン状態でついてまわり、体調を整えるため、さっきコンビニで買ったおにぎりを食べながら頭で整理
「選手の方はもうすぐ開会式が始まるので、4階ホールに集合してください」と場内アナウンスが流れる
時計を見るともうちょっとだけ時間がある。
コースに気を取られすぎて、やるべき事がやれないと話しにならないので、コース図片手に持つが、それを見ずに
盗み聞きした事を整理しながら、早歩きで確認歩行。
何が不安かって、全てのセクション練習無しのぶっつけ本番1発勝負ってこと
皆さん条件は同じとはいえ、いきなり傾斜はいややなぁ。出来れば法規からお願いしたいとこだけど、
順番なのでどれから始まるかわからない
不安だらけの中、開会式が始まり競技内容説明。優勝旗返還、選手宣誓と一通りの儀式が終了
傾斜走行、コンビネーションスラローム、一本橋は当日基準タイムが公表されることになっています。
「本日の基準タイムですが、傾斜走行35秒、スラローム16秒となっております」
『一本橋は何秒ですか?』
協会関係者もすっかり忘れて(?)いたみたいで、あわてて電話で確認を取る。
「本日の一本橋の基準タイムは20秒です」会場がどよめく
もちろん私も「え〜、まじで?」
だって練習の時20秒でクリアできたのって1回しかないもん(不安)
持ち点40点、1秒で5点なら12秒以上で落ちずにクリアしたら点があるわけだな・・・気負わずいこう。と自分に言い聞かせる
バイクの所へ行き、競技の準備を始める。
ストレッチをしていると、気さくな女性指導員(40代?)の方が来て、
「はたぼ〜さんかね?ごめん、あなた2班やけん、こっちの列の先頭なんよ。白バイの後ろに止めてね。」
『せ、先頭?』
白バイを先頭に場内を1周。その後私たちの班の引率係として、先ほどの女性指導員の方が来て
「まずブロックスネークからね」
出ました。班の先頭の恐怖。すべての競技で1番最初です。
特に法規なんて勘弁して欲しい所です。人の走りを何回かみてチャレンジしたいし・・・
そんなことボヤいてもどうしょーもないです。やるっきゃない!
昨日あんだけやったんや、行ける行ける!と自分に言い聞かせる
今までの練習では、ブロックは乗る時が一番バランスを崩しやすい。
一気にリヤタイヤまで乗せ、その後は走りながら速度調整する。
このセクションは9秒から11秒の間でクリアしないと減点です。
一本橋と違い、思ったより速度を乗せてクリアしないとタイムオーバーします。
「それじゃ、スタートしますよ。いいですか?」
『はい!』と大きめの声で返事をし、気合い注入!でも、心臓はバクバクです。
旗が振られスタート!
まず後方確認をして、発進。その後スタンディングの体制をとる。
膝でタンクを挟み、腕は軽くハンドル操作ができるポジションに体制を整え、フロントタイヤが乗った瞬間
声に出し「0、1、2、3・・・」と時間をカウント。
今までの練習では、平常心を保って時間を数えているつもりでも、実際はちょっと早く数えていました。
秒数を意識しすぎて、スネークから落ちては意味がないので、時間に対する意識もそこそこに
「10!」と言った少し後、フロントタイヤを落とし、即座に着座し、停止位置にバイクを止める。
停止位置に止める時には着座状態でないと減点です。
「9秒12です!」と審査官。危なかったですが、9秒超えているんでセーフ。
次の指示まで「待て」の状態です。
「はい、どうぞー。行っていいですよ」
後方確認をしてバイクを発進させ、その場から離れる。ここで後方確認して発車しないと減点です。
『うまいねぇ』と引率の指導員
「ありがとうございます。一番最初って緊張しますね」幸先良いスタートです。
終わってほっと一息ついた私は他の参加者のスネークを観察。
全員の競技が終わり、次のセクション「コンビネーションスラローム」へ
先頭の私はスタート位置にバイクを止めます。
「エンジン切って、集まってください」このセクションの検査官が言います。
「注意事項いいます。スタートしたら2速で走ってください。旗を振り下ろした瞬間からタイム計測されます」
実は2速で走ると言うことは、さっき金魚のフンでついて回っている時に初めてしりました。のんきですね、私。
一通りの注意事項の後、エンジンをかけ、競技の準備完了
「いいですか?」
『はい』
エンジンの回転を少し上げロケットダッシュに備えます。
旗が振り下ろされた瞬間、後方確認しダッシュ!
1本目のパイロンに入るまでに2速にいいれ、その後は全て2速でクリアします。
クルクル練習はじめの頃、1速だとギクシャクして走りきらなかったので、
ずっと2速で練習してました。
直前まで知らなかった私は、久しぶりに2速でスラロームを切ります。
昔2速で練習してた頃の感覚を思い出しながら走ります。
「うぉー、思うように前に進まん!」
パイロンをクリアした後、立ち上がりで失速して足をついたりすることがないよう
そのことだけに注意しながら、タイムは多少オーバーしてもいいのでゴールを目指し、
停車位置にフロントタイヤを併せて停車。
審査官より「18秒21」
こころの中で「くそー、思うように前に進めなかった(悔) 次の傾斜で挽回や!」
ここでも、次の指示が出るまで「待て」の状態。
「はい、いいですよー」
後方確認して右足を付き、ギヤを1速にし、再度右足をステップに乗せ通常の姿勢。
もう一度後方確認し、発車して競技終了。
さっき書き忘れましたが、スタートもゴールもコの字場に書かれたラインの中に止める訳ですが、
もちろんはみ出てもいけません。ラインの横の線以外(縦に引かれている線)を踏んでも減点です。
次の傾斜走行まで時間があります。待機中、アイドリングをいつもの練習と同じくらい(4000rpmちょい)まで上げておきます。
暑い日差しの元、実は次は法規だとか、やっぱり傾斜だとか段取りがあやふやなまま待機していたら
「傾斜いきまーす」と先導の指導員
こちらはコンビネーションスラロームと違い、光電管による計測です。
旗が振り下ろされた瞬間に飛び出す必要はありません。
一通りの注意事項の説明の後、早速傾斜走行競技開始。
「行きますよー、はい!」と言って旗を振り下ろす審査官
後方確認をし、発進前エンジン回転と同時に自分もテンションを上げます。
序盤はスラローム。
テンション上げ上げですが、ウォームアップ無しの一発本番勝負。
思うようにクリア出来ない気がしますが、さんざん走り込んだスラローム。本能のままにクリア。
しかし180度フルターンの後、コースが分からない!
教習所の決まったコースにパイロンを立て、テープで引かれたラインで傾斜用のコースを作っているんですが、
ミスコースは一発で終了。もちろん転倒もアウト。足つきは減点
ガッツリ飛ばして足ついたり、コースミスったらやべぇ。パイロンと引かれたラインに注意しながらコースを走ります。
かといって、抑え込みすぎる走りでは意味がないので、足をつかない程度にがんばって走りました。
途中、タイヤが滑り「ヤベ!」と思うシチュエーションもありましたが、
ずいぶん前に教わった「足を出さず、アクセルを開ける」走りも意識しつつ、ミス無くゴール出来る走りを心がけ競技終了。
ここではタイムを公表してくれません。
何秒やろう?不安がよぎります。
「はい、どうぞー」いつもの作法に従いバイクを発車させ待機場へ
他の選手の走りを見ながら、タイムを口ずさんで計測します。
「おぉ、この人早いかも」と思う人で46秒。横で動画を撮影していた方が、
『撮影時間45秒やったよ』口ずさむタイムとほぼ同じ
「基準タイム35秒やったですよね。たぶん私あの方よりプラス5秒くらいな気がします(苦笑)」
タイムが気になりつつも次の競技「レムニー」
長井鶴ではパイロンと道幅の間隔を可能な限り狭めて練習。
パイロンを切り返す事に不安は無くなりましたが、問題はその切り返す場所が坂道だと言うこと。
家の近所の坂道でパイロンがあることをイメージしながら切り返しの練習をしました。
ちょっと不安が残るのは事実。でも5月の某練習会では何とかクリア出来るようになったし・・・と自信を取り戻す呪文を自分に唱える。
ここでも旗が振られスタート。時間の制限はありません。とにかくクリアすればOK
一本目のパイロンは問題なくクリア
2本目切り返す瞬間「なんか違う!」と焦りが
パイロンに当たっちゃいかんと思い、若干遅めに切り返し。
「やべ!ライン踏む!!」もちろんラインを踏むと減点です。
グル〜っと切り返した時に、ちょっとフロントタイヤで踏んでしもうたか?(汗)
ここでもその場で結果は分かりません。
停止位置で車両を止め、合図の後例の作法に則り待機場へ
「あちゃ〜」と思っていてもしょうがありません。こういうのは引きずるべきではないです。
終わったことは気にせず、すぐに次の競技に意識を傾けます。
次は鬼門である法規履行走行。他の選手が走っている法規走行をじっくり観察。
班全員のレムニーが終わり法規走行の待機位置へ
ここでも同様に審査員の方からの事前説明
「コントロールタワーからゼッケンをマイク放送しますのでその後競技に入ってください」
心臓バクバク。一番バクバクしています。
『17番の方、準備してくださーい』
スーパーサイヤ人・・・みたいな実力は当然持ち合わせませんが、そんなイメージで一気にテンションを上げます。
コントロールタワーに手を挙げ、発車の合図。
後方確認し、4本指でフロントブレーキをかけ、車体をおこし、左足でスタンドを上げる。
再度後方確認し、バイクに乗車。右足はステップに乗せ、乗車のスタイルを整えます
バックミラーを併せるフリをし、左手でキーON、エンジン始動。
一呼吸置き、後方確認、右足を付きギヤを1速へ上げ、左足を地面につき、右足をステップに乗せます。
ウィンカーを右に点灯、一呼吸付き後方確認の後発車。
その後は頭が真っ白であまり覚えていませんが、金魚のフン状態で盗んだコツと、
免許取得時(18年前)に教習所で習った事を思い出しながら、以下のことに注意しながら走りました。
・ウィンカーは3秒(ウィンカー出した後、0,1,2,3と数える。ゆっくり数えることはしない。ある程度テキトーに)
・バックミラーがセンターラインにかからないよう、自車の位置を意識しながら走る。
・過剰な安全確認はしない。やるべき安全確認を、審査員へのアピールも含めキレよく行う。
・見通しの悪い交差点の通過では、コントロールタワーが見えたらすぐ左の安全確認と聞いたが、
 はっきり確認していることをアピールするため多少長めにタワーを見る。
・「ながら」運転はしない。安全確認しながら加速、曲がりながら安全確認等
・斜線変更はあわてない。ゆっくりめでいい。確実に。
・コースは事前に、絶対間違わない自信が持てるレベルになるまで頭にたたき込んでおく
 (コースは間違っても減点にはなりませんが、「次、どこ曲がるんだっけ?」という余計な不安を抱かないため)
・ヘルメットのシールドはクリアシールドに変え、目線などがはっきり審査官に分かるようにする。
・S字、クランクではブレーキランプを付けない。(金魚のフンで得た情報)
しかし走るとこれが思うようにいかない。やっぱ普段からクセを付けておかないといけないですね。
走りながら気づいたミスは、横断歩道の安全確認。横断歩道の真上で思い出しました。
もう一つは停車するとき、左ウィンカーが遅れたこと。
もうすぐ停車だと言うのに、手前で曲がったときに出した右ウィンカーがそのまま(爆)
ギリギリセーフのタイミングだったのか、アウトだったのか分かりませんが、気づいただけでもそれらのミス。
ということは自分では気づかないミスが他にもあったはず。どこかは分かりませんが。
でも、終わりました。緊張も一気に解けました。
次は急制動。
これは特に問題ないでしょう。練習では60km/hの速度で進入し、10〜11mで止まれるようになりました。
でも速度を上げすぎて止まれないのも困るので、メーター読み43〜44km/hで進入
リヤタイヤがロックしても減点なので、練習の時より多少ゆとりを持った減速を心がけました。
また、リヤタイヤがロックするのを少しでも防ぐため、停車直前までクラッチを切らないようにしました。
練習はじめの頃、ついブレーキとクラッチを握りしめてしまっていたけど、
某練習会で「停車直前まではクラッチを切らない」と教わった記憶がよみがえったので、
直前でクラッチを切るクセがつくまで、一本橋やブロックの練習の合間に急制動の練習をしました。
記録は8m80cm。進入速度が何km/hだったのかはこのときは分かりませんが、恐らくOKでしょう。
この競技についてはそんなに心配してません。まぁ一つくらい余裕のある競技があってもいいですよね。
そして最後は一本橋。基準タイムは20秒以上での通過。
一本橋から落ちると一発アウト。
20秒以下のタイムで走ると、1秒当たり5点の減点。
ということは、13秒以上でクリアすれば得点はGETできる計算。
しかし、せっかくなので練習でコンスタントに出せるようになった18秒を目指し一本橋に挑みます。
ブロックスネークと同様、車体が乗るまでは少し勢いを付け、その後バランスを取ります。
長井鶴の一本橋はコンクリート製で、ハンドルがやや操作しにくいですが、ここのは鉄板製
ハンドルが切り返し易く、正直長井鶴よりラクです。
で、口で秒数を言いながら落ちないようにがんばります。
ゴール直前で自分の口からでた秒数は19秒。
あと1秒!と思い停車させましたが、危うく足をつきそうだったのでそのままゴール。
口で数えて19秒だから、恐らく17〜18秒だと想像。ここでもタイムは教えてくれません。
全ての競技を終え、バイクを指示通りに停車。
朝コンビニで買ってきたパンを、携帯電話で録画した今日のドラゴンボールを鑑賞しながら食べます。
練習会でお世話になっているけいしゃんが
「はたぼ〜、なん見ようと?」
『ドラゴンボールです。開会式の時にちょうど放映されていたんで録画してました』
「携帯で録画できるんね!文明の利器やねー」
昼食も食べ終わり、時間がちょっとあったので、試験場内を探検。その後展示してある白バイをチェック
ちょっと日陰で休もうと思って座っていたら、こちらも練習会でお世話になっているシマさんが横に来られました。
「どうやった?」
『法規でやっちゃいました。だってそこ(横断歩道)の上で安全確認してないのを思い出したくらいですから(苦笑)
傾斜も思うように出来なかった気がするし』
「でも、ビギナーズラックっていうのもあるかも分からんよ」
いろいろと話をしているうちに、白バイのデモ走行が始まりました。
やっぱ、うまい。白バイから逃げることだけはやめましょう。まずムリです。
その後、開会式のあった会場へ移動し表彰式。
まずは高校生等クラスからの発表。
次に女性クラス。こちらは毎年上位に入られる方が入賞されていました。
続いて団体クラスの発表。
『セーフティランドち○○の・・・・・Bチーム!』
TAKA2さん「よっしゃ!」と喜びを表します。
2位、3位と発表が終わった後、一般Aクラスの発表です。
『第一位、○○選手』
この方も上位入賞の常連の方です。と言うことは2位はあの方かと自分なりに想像していました。
『第二位、はたぼ〜選手』
「はぁ!?俺???」
『あなたです』とTAKA2さん
何がなんだか分かりません。なんで?どーして???
『第三位○○選手』
私が二位に入るであろうと予想した方が三位でした。
私の人生の中で殆どないです。賞状とトロフィーもらうなんて。
続いて一般Bクラス
『第一位、○○選手』
前回も上位に入賞された方です。ということは二位は・・・
『第二位、TAKA2選手』
前回の一位、TAKA2さんが今年は二位でした
『第三位、けいしゃん選手』
おー、よかったですね!知っている方が入賞するのって、すごく嬉しいですね。
表彰の後、安全協会の方から
『今回一般Aは第三位の○○選手が、昨年全国大会参加者のため上位三人を
一般Bは第二位のTAKA2選手が全国大会に行かれたので、上位二人を全国大会の候補者として
雁ノ巣で特訓して頂きます』
いや、私の場合はうれしさじゃなく、ビビッてるんですけど(滝汗)
候補者って言うことは、断る事もできるんか?とか不安になりながらも
二位と言うのが信じられず、でも強烈にうれしい結果であります。
閉会式の後、まずは嫁にTEL
「大会ねぇ、二位になった。ちょっとバイク屋さん寄ってから帰るけん」
帰ろうとしたら、もらう予定なんてなかった賞状とトロフィーをどうやって持って帰ろうか悩んでいる私に
指導員の方が寄って来てくれて手伝ったりしてくれます。
賞を取るってこういう事なんですね。さっきよりみんなが寄ってくるし、優しく接してくれるような気がします。
『おめでとう、よかったね』私たちの班を先導してくれた指導員の方です。
「このバイク、副賞で私に頂戴よ」と別の指導員の方が冗談交じりに話しかけてくれます。
見覚えのある指導員の方に「数年前に長井鶴でお会いしたことがあるんですけど、覚えてます?当時は黒のマジェスティに乗ってました」
『あー、思い出した。あれからこのバイクに変えたんだ。雁ノ巣来るよね?』
「え、えぇ。」
別の指導員の方が『今年の夏は、雁ノ巣で死のう!』
ビビリに拍車がかかったんですけど(汗)
と、いろんな方に暖かく見送られ、帰路に。
その後直行でバイク屋さんへ行き報告してきました。
バイクを購入するときの担当の方がいなかったので、別の方に入賞を報告。
その後しばらくして携帯にTELがあり、『話聞いたよ。すごいねー!』
「特訓が怖いんやけど」
『良い経験できるんやけ、楽しんで行ってきたら?』
そうです、ビビらす、楽しめばいいのか。ちょっと気が楽になりました。嫁も後押ししてくれたし。
バイク屋さんで記念撮影したあと帰宅。
その後、親・兄弟・友人に(自慢の)メールをしました。
今回の参加に当たり、参加を表明してから通勤以外はリードに乗らないと心に決め、CBで練習してきました。
練習開始の頃リセットしたトリップメーターは大会終了後700kmになっていましたが、
よくよくオドメーターの方で走行距離をチェックしたら、練習(と長井鶴の行き帰り)で1000km強を走っていました。
しかも燃費は一桁台代。そりゃサイフも軽くなるハズだわ・・・
大会終了後はCBは車庫に直し込もうと決意していたんですが、そうは言ってられない状況になってしまいました。
不安だらけの雁ノ巣での特訓
こんな経験滅多に出来ることではないので、がんばってみようかと思います。

最後に、某練習会を始め、いろいろアドバイスを頂いた方たちに感謝いたします。
おかげさまでこんな順位になることが出来ました。
でも、実力が伴ってない人がこんな順位になっていいのでしょうか・・・
法規”だけ”いい点数ですが、それ以外はガタガタです。
この私が、どこまでイケるのか分かりませんがとにかく頑張ってみます。


今回の成績
法規履行走行:持ち点500点  獲得点490点
一本橋:持ち点40点  獲得点25点   基準タイム20秒以上  記録17.54秒
ブロックスネーク:点40点  獲得点40点  基準タイム9〜11秒秒以上  記録9.12秒
スラローム:持ち点40点  獲得点30点   基準タイム16秒   記録18.21秒
傾斜走行:点40点  獲得点34点    基準タイム35秒  記録41.77秒秒
急制動:点40点  獲得点40点   進入速度40.8km/h   停車までの距離8.8m
レムニー:点40点  獲得点35点


〜編集後記〜

文中、私なりに感じたこと、思ったことを記載しております。
上級者の方や、大会への参加回数が多い方が見たら
「馬鹿じゃねーの」「あたりまえやん」と思われるところもあるかもしれません。
ペーペーの私が私なりに感じたことを書いていますので
上級者の方とは考えや方、見方、やり方の違いがあることは十分承知です。
今後の私の成長を温かい目で見守ってください。


 



 
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